目次

ＯＢ・ＯＧ寄稿文

「当たり前」を伝える	熊本 水賴
キャプテン顛末記	後藤 洋三
オリンピック会場訪問記（その２） 韓国ソウル渼沙里漕艇競技場	小山 泰弘
2020東京オリンピック カヌー・ボート競技場予定地を試漕する	宮川 曉人
オランダから「逆」単身赴任中	小松 雄爾
｢カナディアン｣に囲まれて(２)	肥後 英志郎
トライアスリートを目指して	岡部 哲郎
続・ウェブ個展	石田 裕貴夫
｢琵琶湖周航の歌」100周年に託けて 会費のことを語る	西村 光一

ＯＢ・ＯＧ会会計報告

現役寄稿文

主将挨拶	主将　松田 晴信
主務挨拶	主務　都倉 資弘
部 員 紹 介
戦 績 報 告

編集後記

ＯＢ・ＯＧ寄稿文

「当たり前」を伝える

熊本 水賴 (OB・OG会名誉会長)

今年の初漕ぎの後、幹部諸君とOB有志が例年の如く拙宅を訪れて呉れました。ひと頃の低迷期を脱して年々勢いを増しつつある情勢を聞かせて頂くのは誠に壮快、元気を貰います。

しかし1点、大変気になることにぶつかりました。それは、「カヤック、カナデｨアンの漕法で、どこを支点、力点（作用点）として艇を推進させているのか」と聞いたところ現役の誰も即答できなかったことでした。水に浮かべた艇を水の上を滑らせて前に進める。支点として利用できるのは水しかありません。当たり前ですね。力点は当然艇に作用するストレッチャーボードの他にはありません。図はカヤックの場合を示していますが､カナデｨアンの場合も全く同じです。このように説明すれば納得してくれると思います。

ところが､その時同席していたOB諸君は自分たちが現役の頃、そのようなことを教わっていないと言い張る始末。少々困りました。

実はこのような極めて大事な基礎は私自身が思いついた訳ではなく、若い頃高木先生から教わったことでした。高木先生御自身若い頃京大ボートのコックスとしてオールは水を掴むもの、上手く掴んでいるときにはウエーキはまん丸に残る、と体験的に実感されていました。瀬田の橋の上から観察してみると成る程と納得。折に触れパドルは漕ぐのではなく水を掴むものと部員諸君には伝えていたはずなのにと、釈然としないまま、証拠はないし、うやむやのまま諦めていました。

この原稿の督促を受けた機会に、数年前、創部50周年記念パーテーの後、現役幹部とOB諸君の訪問を受けたとき、漕法について伝えて置きたいと思ってpptに短く纏めて映写しながら私の考えを伝えたことを思い出しました。資料を見返してみました。その中に見つけたのが上に示している図です。支点、力点の関係を説明した文章も残っていました。そのまま転記しておきます。

☆カヤック、カナデｨアン共にブレイドが掴んだ水を支点とし、ストレッチャー（足底）を作用点として艇を推進させる。支点?グリップ?肩関節に於ける上肢牽引力?躯幹ツイスト?下肢伸展力?ストレッチャー（艇推進力）と連なる直列多関節運動系として捉えることが重要である。

☆「Canoe推進力計測・トレーニング器」のモニターを見ながらどの部位に意識を集中することで推進力を上げることが出来るか感覚的に把握することが可能となろう。個人差の把握も可能。また、最大努力でモニター値を維持しながら6秒間牽引動作を継続することでトレーニング器として活用できる。

確かに漕法に於ける支点と力点の問題を数年前に伝えていたことの証明です。しかし支点と力点の認識がそれほど漕法で重要な基礎であると納得して貰っていなかった。それ故に後輩に伝えるまでもないと受け取られていたと判断せざるを得ません。後輩に伝えられていなかった、そのことは責められない。「水に浮かんだ艇に乗り込んで、水に対して前へ進める。」支点は水の他にない。力点はストレッチャーの他にない。この基礎の原点を印象深く忘れ得ない基礎として植え付けられなかったことを深く反省しています。

10人の選手には10人それぞれの個性があります。引き手の強い者、体幹の強い者、瞬発的な脚力を持つ者、かならず得手、不得手なところがある筈。個人個人がそれぞれ自分の個性を見極めて、それぞれに合った漕法を会得する。その為に用意したいのが前掲した下図です。但し検力計、モニターなどなくても背筋力計などを応用しても簡単に出力は計れます。

カヌーは"漕ぐ"のではない、水を掴んで蹴り出すのです。

河奴に当たり前の基礎を書き残しておきたい気持ちには、情報の伝え方の難しさに常々向き合わされている事情があります。「二関節筋」と云うと何ですか､と問われる方も、あなたの「力こぶ」ですよと云うと、「なんだ力こぶですか」それが今更どうしたというの？ややこしいこと云われなくとも誰も不自由していないよ､となる。当たり前に皆さんが持っている「力こぶ」だが、その基礎的な特性が判ってきました。しかし難問はその情報発信にあり､誰もが成る程と納得し､避けることが出来ないと思わせる、そこまで徹底した情報発信の手だてを尽くす必要があると痛感しています。漸く賛同者、協力者も増え､知恵者が揃いつつあり、そろそろ先が見えてきた春秋だが精一杯努めたいと思っています。

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キャプテン顛末記

後藤 洋三(S40卒）

前報で私がキャプテンになるまでのことを書いた。今回は私のキャプテン顛末記を書くが、正確を期すため、その前後の年表を最初に示しておく。

• 1963年11月9、10日　第1回関西カヌー選手権大会　瀬田川
• 1963年12月　体育会幹事会にて体育会加入承認
• 1964年1月1日第1回初漕ぎ会
• 1964年3月　第1回京大・関学定期戦（武庫川で開催）
• 1964年4月10、11日　第3次オリンピック候補選手選考会
• 1964年5月24日　第1回瀬田川カヌーレガッタ
• 1964年6月　第4次オリンピック候補選手選考会（タイム短縮事件）
• 1964年7月18、19日　第2回関西カヌー選手権大会　瀬田川
• 1964年8月　関西学生カヌー連盟の発足
• 1964年8月20、21日　全日本選手権兼オリンピック選手決定大会
• 1964年1１月　第1回ドンドッジ杯
• 1964年12月　全日本学生カヌー連盟の発足
• 1965年1月16日　立命館大　小山君遭難

私がキャプテンを務めたのは、1964年4月中頃から11月の追いコンまでである。その前年度にカヌー部は同好会として発足し、第1回関西選手権の開催や体育会加盟を実現してきたが、1年も経つと部員の関心事やカヌーへの立ち位置に違いが出てきて、まとまりを欠いた状態になった。そのため、唯一の4回生だった私がまとめ役を期待されてキャプテンに推された。

本来なら前年の11月に開催された第1回関西選手権でシーズン終了となり幹部交代となるべきであったが、そのようなルールは確立していなかった。加えて私は土木の学生で、夏休みの現場実習に加え3回生から4回生になる春休みにも実習が課せられていた。2度目の現場実習を再度、建設省の琵琶湖工事事務所で、というわけにはいかないので、関東の現場を選んだ。そのため、私はシーズンはじめの第1回京大関学対抗戦や、4月の第3次オリンピック選手選考会に向けた春合宿に参加しなかった。

そんな事情からキャプテンになったのが4月中頃であったが、幸か不幸か京大カヌー部員はオリンピックと縁遠い事がはっきりしてオリンピックに振り回される時期は過ぎていた。加えて学連などの渉外活動は野崎君がやってくれていたので、私は京大カヌー部を運動部らしくすることに注力した。現在の現役諸君には想像も出来ないだろうが、「運動部らしく」が重要な課題だった。

使える艇は前年度にアルバイトなどで購入した自前のシングル1艇と、どこからか寄贈されていたプラスチック製のレジャーカヌー、それから桑野造船から京都カヌー協会に寄贈されたグラスファイバー製の試作シングル艇4艇があった。それに厳しい使用制限があったが関西カヌー協会のデンマーク製ダブル2艇、他に滋賀県漕艇協会所属の国産のダブルが1、２艇あったように記憶する。ともかく一度に水上練習出来る人数は10名に満たなかった。

一方、新入部員が結構集り、部員総数は30名くらいになっていて、合宿中などの全員練習日には3交代制で艇をやりくりしなければならなかった。1組目は水上練習、2組目は陸トレ、3組目は食事の準備や大会間近になれば競技コースの設営などである。

私は、艇が不足しても操船できる限り、新人にも平等に乗船してもらった。大学に入ってからカヌーを始める人がほとんどで、実質3年半ほどでカヌーを漕ぎきるためには初年度から乗船時間を長くすることが必須と考えたからである。漕法指導は熊本先生と、オリンピック選考予選を目指して頑張ってきた石倉君他の中核部員が担ってくれた。

瀬田での練習が出来ない日は、吉田の体育館でゴムチューブ引きや懸垂、腕立て伏せをして過ごしたが、時には大文字山往復走なども組み入れた。懸垂は100回、腕立ては無限という猛者も現れ、体育実技の体力測定で腕立て伏せを100回以上やって教官が根負けした（時間の無駄？）という逸話もあった。 合宿についてはあまり記憶が無い。劣悪な合宿環境が良いとは思えなかったので、私は通い合宿を可としていたと思う。

私のポリシーは、カヌーを漕ぐことを大切にしよう、そして競技カヌーであるからにはレースに出て良い成績を収めるよう努力しよう、そのために一定の規律は必要であるが、部活を学生生活の中でどう位置づけるかは個人の問題、教条的な精神主義は無用としよう、と言うことだった。

そんな運営に対し、何かの競技会の折に、他大学のある上級生から、京大カヌー部の部員はしつけが出来ていない、端から見ていて上級生、下級生の序列が分からない、と言うようなことを言われた。私は何故それがいけないのかと思った。私はカヌー部に厳しい規律や緊張を持ち込んで強くしようとは思わなかったし、京大カヌー部の強みは自律性と合理性にこそあるべきだと思っていた。

脱線するが、私の精神主義嫌いは根深い。中学生の時だったが、戦後10年位たってもまだ予科練帰り言われる怖い先生が学校に居た。その先生が運動会の入場行進を指導して、やれ足並みがそろっていない、曲がるときに列が膨らむ、などと生徒をどやしつけて、何回もやり直しをさせた。今で言えば北朝鮮軍のパレードの行進である。あれを見るとトラウマが起こる。

さて、言うまでもなく、1964年は10月に東京オリンピックが開催された年であった。日本のカヌー界はオリンピック開催の高揚感に包まれて活動をアップしていたが、組織的には未熟で、異様な運営が行われていた。その象徴的な出来事がオリンピック候補選手選考会におけるタイム短縮発表事件である。確かK1-1000mのタイムを10秒ほど短縮してプレス発表し、あたかもオリンピックで入賞できるかのように装った。もう一つは、ミリタリーアマに頼った選手強化と選考会運営であった。どちらもオリンピックを機に競技カヌーの存在感を高めたいという、一部のカヌー関係者の熱意から行われたことであろうが、近視眼的であった。特に前者はアスリート以前の、人として犯してはならないことである。オリンピックに向けた高揚感は関西にも及んでいて、私は参加しなかったが、63年末から64年の正月にかけて真冬の強化合宿が行われたりもした。

ともあれ、64年の京大カヌー部には、京大・関学対抗戦の他、瀬田川レガッタ、関西カヌー選手権、全日本選手権、オリンピック観戦、ドンドッジ杯があって、結構忙しく対応している間にシーズンが終わった。成績の方は石倉君や橋本保君（音信不通になっている）、野崎君、小内君、上田君たちと、堀江さん・今城さんの女子組の活躍で、結果は残せたと思う。庶務は杉江君に任せきりだった。キャプテンになってから心がけたことに、試合直前の設営に選手がかり出されるのを防ぐ事があったが、これは前年同様に難しかった。

カヌー部創部期のメンバー集合写真
後列左より、井川、杉江、藤井、村田氏　前列左より野崎氏、熊本先生、後藤

私自身は単位の取りこぼしの後始末や大学院の入試、そして卒論があって充分な練習ができず、シニアになってからは勝てなかった。第２回の関西選手権の1万メートル（南郷往復）には出場して、予選は突破できそうであったが、帰路の唐橋を過ぎた所で沈をした。通船の波を食らってパドリングした際に、今の用具では考えられないだろうが、木製のパドルの真ん中の接着面が急に外れ、水中に投げ出された。用具の点検不足を反省すべきだったかも知れない。

ともあれ、キャプテンとしては「運動部らしく」を一応実現し、石倉君に引き継いだ。追いコンの時に熊野神社ではしゃいでいて、橋本保君からボディーブローを何発か食らった。勿論戯れであったが、ストイックに練習していた彼からの何かのサインだったかも知れない。卒業後、音信不通になって会っていないのが気がかりである。

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オリンピック会場訪問記（その２）
韓国ソウル渼沙里漕艇競技場

小山 泰弘(S61卒)

以前、ロサンゼルスオリンピックのときのカヌー会場跡地を見に行ってきたときの報告を河奴で載せていただきました。あのとき訪ねたカシタス湖はロサンゼルスから200kmも離れたところにあって、行くのに随分時間がかかったこともあり、東京オリンピックの会場が長沼ボート場になってもそれほどおかしなことではないと感じたりしていました。最近、ソウルに仕事で行く機会がありましたので、空いた時間に思い立ってソウルオリンピックのカヌー会場に行ってきました。というわけで、今回はオリンピック会場訪問記のその２です。

ソウルオリンピックが開催されたのは28年前の1988年。痕跡がなにも残っていないのではとも思いましたが、カヌーとボートの会場となった渼沙里漕艇競技場はいまでもカヌーとボートのコースとしてしっかり活用されていました。ゴール横には立派な審判棟と、その横には観客席もあり、周りも公園としてきれいに整備されています。ゴールの先に艇庫があり、見に行った日にもカヌーの練習が行われていました。また、スタート付近は戸田と同じように競艇場になっていて、ボートレースが開催されてにぎわっていました。こういった立派な練習場所が首都の市内にあるのは非常に恵まれた環境だと思います。数年前にテジョン市に行ったときにも、市内を流れている川の河川敷の公園にカヌーの艇庫があって、夕方カヌーを練習している様子を見ることができました。東京オリンピックの会場は当初の予定通り海の森水上競技場で決着したようですが、試合後も練習場所や国内試合の会場として活用されるようになってほしいものです。

審判棟と観客席ゴールの先にある艇庫と船台

カヌー練習風景

観客席（左）と競艇場（右）観客席から見た競艇場

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2020東京オリンピックカヌー・ボート競技場予定地を試漕する

宮川 曉人(S57卒)

2016年は何かとカヌーが話題に上る機会が多かったように思います。 リオ・オリンピックのスラローム男子カナディアンでの日本人選手の銅メダル獲得、2020東京オリンピックでのカヌー・ボート競技場の開催地をめぐる問題と大きな話題が衆目を集めました。マイナースポーツでなおかつ日本人が体格的に不利な競技にも拘わらず、オリンピックで世界の一流に入れたことはとてもうれしいことです。

私は東京都大田区の地元のシーカヤックのクラブ「青べかカヌークラブ」に属し、日頃より、東京湾内や都内の運河や目黒川等を漕いでいます。先日、2020東京オリンピックで話題の「海の森」を漕いできました。

2020東京オリンピックボートカヌー競技開催予定地：「海の森」前のコース水路

１．「海の森」とは

「海の森」は東京都内のあらゆる生活ごみや廃棄物の埋め立てでできており、その上に土砂をかぶせて、５年ほど前から植樹を行い、その樹木は順調に成長してきています。場所はお台場から行くルートと品川区の大井ふ頭の先の海底トンネルから行くルートがあります。写真の左上のわずかな緑地は人工の小さな丘になっており、緑が鬱蒼と茂ってきています。特に異臭がすることはなく、周辺には廃棄物処理工場が数か所あるだけです。ここには工事車両以外は車の数は少なく、コンビニやスーパーなどの商店もありません。また、民家や住宅もありません。昼夜を問わず人影は見当たりません。この場所は東京都の土地ではあるのですが、どの区に属するかが決まっておらず、現在、主として江東区と大田区がその帰属を争っているようです。大田区では、夏には地元の子供たちを集めて、キャンプやバーベキュー等のアウトドアレジャーの場所としての活動もしています。 私の感想としては「殺風景だけど、都心まで車で30分弱なので、インフラさえ整えば便利な一等地になる」と思いました。

２．試漕雑感

クラブメンバーの試漕の様子

初冬だったせいか、水は意外に透明度が高くきれいでした。魚影も多く、魚が水面を飛び跳ねることもしばしばでした。渡り鳥の渡来の時期でもあり、鳥の群れが見られました。水路が海風の通り道になっており、常時強い風が吹いているため、選手は風対策に頭が痛いのではないかと思います。計画では水路の両端を堰き止めて、防波堤を設けて海水を淡水化すると聞いています。膨大な費用が積み上がりそうです。

目前には羽田空港があり、飛行機の離発着が間近に見られます。 ゲートブリッジやお台場も望むことができ、都会の風景のど真ん中にぽっかり空いた自然を強く感じることができます。

競技場予定地は、現在は殺風景で寂しい場所なのですが、実際の競技場が2020年にはどのような姿を見せるのか、「楽しみでもあり、不安でもあり」という感じです。

以上

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オランダから「逆」単身赴任中

小松 雄爾(H1卒)

平成27年6月、10年のオランダ暮らしを終えて日本に帰ってきた。ただし、妻と娘と息子と、ローンの残るマンションと、愛艇とパドルはそのままオランダに置いてきて。

帰ってきた理由は、あえて言うならば、雇い主の社会的重要度の凋落。日本の大企業を辞めてオランダで雇われたときは、当時は世界から強く成長と発展を求められていた産業で、雇い主の位置付けは、その業界での世界トップ5に数えられる勢いだったが、10年で産業・業界地図は大きく塗り替わり、今や業界トップ20も怪しいうえ、業界自体の成長発展もほとんど飽和状態である。リーマンショックとそれに続く業界内バブル崩壊を境に、組織は守りに入り、いつしかプロジェクトリーダーはいつもオランダ人、雇われ外国人はそんな彼らの下働きを甘んじることになった。凋落した組織でこの待遇では自分の将来がない。

そんなこんなで、キャリア成長機会と手取り収入を保つべく、転職活動に励んだ。まず平成27年に日本企業に職を得た後、28年3月、ドイツ企業の日本法人で、まだまだ自分が成長できそうな職にありつけた。給料は日本円で貰っているが、このところの円高基調で、ユーロに交換後の家族への仕送り額は堅調で、目標の手取り収入はほぼ確保できた。

ただ、オランダ在職中は、カヤックを漕いで遊ぶのが最大の楽しみだった。河奴の23年度版、24年度版にも書かせてもらったが、春夏の週末は、マンションのすぐ裏手から運河ロングツーリング、25年度26年度と一日の乗艇距離は伸び、多い日は9時間かけて50km以上漕ぐこともあった。右に並べた写真は艇上からの風景のほんの数例。どうだ皆さん、羨ましいだろう。筆者も当時の自分が羨ましい。そんな暮らしを絶たねばならなかったのは、何より残念だった。

とは言うものの、筆者が今でも貸してもらっている倉庫では、オレンジ色の愛艇カヤックは健在だ。現雇い主は規範的ドイツ企業として有給休暇全消化を督励しているので、ゴールデンウィークも前後を延ばして長めに休んでも文句は言われまい。よし、その時期は毎年、オランダで過ごすことにしよう。 そんなわけで、一年に数日とは言え、長時間カヤックを漕ぎ続ける体力維持のため、日本では長時間の水泳・ランニングに勤しむ日々なのである。

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「カナディアン」に囲まれて（２）

肥後 英志郎(H22卒)

2010年卒の肥後と申します。PhD取得のためトロント郊外のウォータールーという街に住んでおります。残念ながら片膝を立てている人に出くわしたことは御座いませんが「カナディアン」に囲まれたちょっと理不尽な生活について紹介させて頂こうかと思い筆を執ります。昨年に続いて二つ目の紹介になります。

②40万円の請求書が来る。

カナダでは健康が日本にいる時より重要になってきます。病院に行くと、ほぼ確実に、行く前よりむしろ気が滅入ってしまいますし、時にはトラブルに巻き込まれることも有ります。以下ではカナダの病院の問題を私の体験談を通していくつか挙げていきたいと思います。

まず最初の問題は待ち時間です。例えば、ゼロ歳児だった娘がガラスで手を切った時のことです。病院内で私が傷口を圧迫して血を止めることは出来たものの、割と深く刺さっていたので出来るだけ早く診てもらおうと必死に看護師に訴えかけました。その結果掛かった時間は4時間。赤ちゃんで数針縫う怪我でもそうでした。別の例では、娘の腕が脱臼した時も4時間。半日は費やす覚悟を持って病院に行かないといけません。また、別の意味での待ち時間も厄介で、脱臼癖のついた肩のMRIを撮ってもらうために待った期間は2か月。病気を診るシステムとしてどうなのかと疑問を抱いてしまいます。

ただなんだかんだと文句は言いますが、待ち時間の問題はまだ可愛いものです。問題としてもっと致命的なのは職員がいい加減なことです。彼らは病院のシステムをわかっていない可能性すら有り、患者のこちら側がしっかりしていないととんでもないトラブルに巻き込まれます。私を失意のどん底に落としこんだあの請求書もそうでした。カヌー部現役時代に亜脱臼を繰り返していた右肩。筋肉の衰えによって状況は悪化し、ついに完全な脱臼をするようになっていました。そんなある日、寝ていると突然右肩に痛みが。寝ているだけで脱臼していたのです。痛みをこらえて、過去に携帯で調べていた脱臼の直し方を30分かけて実践。自分で治したもののこれは大問題だと思い、近所のクリニックで町一番の大きな病院を紹介してもらい、MRIを受けることに(例の2か月待ったものです)。待たないといけないこと以外、スムーズに予約の手続きは進みました。何の説明もなしに。

2か月たったある日の夜10時、私は病院に到着し緊急用の受付から入りこみました。場所を教えてもらい、検査室の前の薄暗い待合室で待つこと30分、私の番です。検査は順調に進み、程なくして終わりました。「この後どうすればいいですか？」「ああ、もう帰っていいよ。」この会話を最後に、支払いも処方箋を貰うこともなく、一人病院を後にしました。この時の違和感をもっと言葉にして職員に聞いていればよかったんですが、その時は後のトラブルを知る由も有りませんでした。

8月の検査から3か月ほど経ったある日、突然病院から身に覚えのない手紙が。開けてみるとそれは手紙ではなく請求書でした。請求額は4000ドル。4000円ではありません。当時のレートだとほぼ40万円です。何度ゼロを数え直しても間違いありません。MRIの検査料として40万円を請求されたのでした。未だに学生をやっている私は親からの仕送りと家庭教師のアルバイトで何とか食いつないでいますので、これは相当な額です。軽い気持ちでMRIを受けた自分を恨みました。なぜそうしたいと思ったのだろう。なぜ予約の時にお金のことについて質問しなかったのだろう。なぜ検査を受ける前に医師にお金のことについて確認しなかったのだろう。後悔は止まりません。余りの狼狽ぶりに、いつもは私のミスに手厳しい妻が優しい言葉で慰めてくれる程でした。ただやはり2か月分の生活費ですから、一縷の望みをかけて、本当にこの額で合っているのかを確かめに病院に行くことにしました。

「何時間かかってもいい。『ゼロが一つ多いですね』という言葉さえ聞ければ」「今後は喫茶店にも行かない。バイトも増やそう。無駄遣いは完全になくす。週末の遠出も控えよう。ガソリンが勿体ない」様々な思いを胸に、いざ受付へ。

「この請求書って本当にこの額払わないといけないのですか？」

「あなた保険証持ってる？」

「はい、大学で入っているものが有りますけど。」

「じゃああなた払わなくていいわよ。」

「は？」

「請求書は保険会社に送るわ。」

「へ？」

「この場合だと全額払ってもらえると思うわ。ところで、なんで保険証を提示しなかったの？」

「いや、一度も聞かれませんでしたから、もう情報が伝わっているのかと…」

「まあいいわ。手続きはこちらでやるわよ。他に質問有る？」

「無いです。」

「じゃあさようなら。いい一日を！」

あまりの展開に呆気に取られました。さっきまでの心配は何だったのでしょう。すぐさま妻に報告し、喜びを分かち合いました。本当に良かった。

長々と文章を書いてきましたが、まとめると、検査の時に職員が保険証を確認するのを忘れていたので、間違って請求書が本人の元へ届いてしまった。ただそれだけのことでした。それにしてもMRI一回で40万は高過ぎます。カナダは先進国ではなかったのか。そして職員、杜撰すぎます。もし私が早々と支払っていたらそのままやり過ごされていたことでしょう。従順な性格でなくて本当に良かった。

カナダでは相手を(専門家であっても)疑ってかかるぐらいの精神性が無いとうまく生きていけません。何をするにも面倒くさく本当に嫌になりますが、慣れてきた自分もいたりします。愚痴ばかりになってしまいましたが、カナダはいい国だなと思うことも多いです。就職先が日本かカナダかまだ分かりませんが、どちらにしても今年はまだカナダに留まることになりそうです。まだ「②」までしか進んでいませんが、今年もやはり長くなってしまいました。他の話、特にカナダのいいところはまたの機会にさせて頂きたいと思います。

近所のスキー場にて娘と

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トライアスリートを目指して

岡部 哲郎(S52卒)

表題は嘘です。目を引くためにこう書きましたが、そんな大それたことなど考えていません。今年の目標は添付の年賀状の通り、いたって控えめです。

昨年ロードバイクを買いました。正確には妻がプレゼントしてくれたのですが、その時「ほんとにほしいの。あと何年乗れると思っているの。」と言われました。実は、ピカさんこと西村先輩が西宮のご自宅から瀬田の練習場まで現役の応援に自転車で行くとか、後輩の若井さんが奥様とロードレースに出ているとかを前から聞いていて、私も乗ってみたいと思っていました。ピタッとしたウエアやヘルメットが中高年者には似合うように見えないので躊躇していたのですが、腹が出ていなければ許されるのではないかと考えるようになり、踏み切りました。

レースに出るような勢いはありませんが、自宅のある多摩市は山に近いので、日帰りで行ける範囲の峠越え（ヤビツ峠、和田峠、大垂水峠など）にチャレンジしています。４，５年前に始めたランニングも結構ブームなっており皇居の周りも走る人が大勢いますが、家の近所ではロードバイクの集団をよく見かけるようになりました。最近はそういった方々に追い越されながら、トレーニングに励んでいます。 　ラン、バイクと来ると、もう一種目のスイムですが、私にとってのクロールは50ｍがやっとで、息の苦しい泳法でした。ところが急にうまく続けて泳げるようになったのです。昨年秋に残業のない日はパット帰ってプールに行くことにしました。ネットの水泳教室の映像で学びつつ、週に２回ほど５週続け座学と実践で真剣に鍛錬した結果、混みあって止まることがあっても基本休むことなく泳ぐことができるようになりました。

これで３種目揃いましたが、それぞれレベルも低くトライアスロンには程遠い状況で、もっぱら怪我をしない程度にそれぞれ楽しむようにしています。ランニングを始めたころは、トレイルラン（山走）で転倒したり、雪道で立ち往生する羽目になったり、また自転車ではペダルに固定した足が外れずそのまま転倒したりと危ない（恥ずかしい）ことがありましたが、最近は大丈夫です。とはいえ、追い抜かれるとつい・・・。

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続・ウエブ個展

石田 裕貴夫(S47卒)

相も変わらず水彩画を楽しんでいます。そこで、「河奴」２７年度版の「平日画家」、２８年度版の「ウエブ個展」に引き続き、昨年のわが作品から３点ばかり紹介させていただきます。

水彩画を始めてかれこれ５年。もっぱら野外スケッチを楽しんでいるのですが、加えて昨年は写真などをもとに自宅で制作する面白さに気付いた年でした。山形県在住の画家Aさんのワンポイントレッスンを受けたのがきっかけでした。

野外スケッチは、季節やその日の天候にもよりますが、せいぜい３時間が限度。でも、自宅なら食事や外出を挟んで時間を気にせず描けますし、マスキングという技法も使えます。水で薄めたゴムで、白く残したい部分をあらかじめ覆っておくのですが、乾燥するのに時間がかかるので、野外では使いにくいのです。

さて、前口上はここまで。

作品①は、Aさんの作品の模写です。木や葉っぱに埋まった細い線や細かな点をマスキングしておきました。秋の日差しのキラキラした感じ、それに空気感、光と影を少しでも感じていただければうれしいです。昨年の作品の中でいちばん気に入っています。

作品①

②もAさんの作品をもとに描きました。特定の場所というより、いつかどこかで見たような、だれの心の中にもあるような夕焼け。日本の原風景のようです。マスキングはなし。刷毛の勢いと、水をたっぷりつかったにじみという技法で、雲を表現しました。

作品②

③は北鎌倉・円覚寺。境内の別の場所で一枚仕上げ、帰り際に出会った紅葉です。さっきはこれほど見事ではなかったのに、と狐につままれたような思いで写真に収め、後日、描きました。チラチラした感じを出すために、マスキングを少々使っています。今年の年賀状に利用しました。

作品③

馬子にも衣装といいますが、どんな作品も額装するとそれなりに見栄えがよくなります。もちろん３作品は額に収まって、居間や書斎を飾ってくれています。

というわけで、昨年は自宅で制作することが多かったのですが、野外スケッチにも２４回出掛けていました。今年も引き続き、絵のある生活を楽しもうと思っています。

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「琵琶湖周航の歌」100周年に託けて会費のことを語る

西村 光一(S50卒)

今年、小口太郎が作詞した「琵琶湖周航の歌」が成立した1917年から数えて100年になります。それを記念して、ボート部の主催でコンサートと懇親会のイベントが予定されています。琵琶湖を活動の本拠地とし、イベントの時には、必ずこの歌を唄うカヌー部としても共催することになりました。行事の実施に際しては、現役部員たちが協力することになりますが、共催の負担金については、OB・OG会が協力いくことを考えています。それにはどうしても、会費の確保が必要となります。先日、会計担当の久保から報告しましたが、OB・OG会の会費の納入状況が非常に悪い状況です。原因のほとんどは、振込が面倒で、つい忘れてしまうことにあると思います。またOB・OG会が、学生時代にカヌー部にいたということだけで会員とされていること、また総会以外に会として特に費用を要する活動がないということから、会費というよりも、任意の寄付のような感覚で受け止められているのかもしれません。

ところで、昨年のカヌー部は、既にあの苦難の時期を乗り越え、部員が女性を含め40人余りいました。今年もそれくらいになると予想されます。夏の合宿では、艇庫だけでは、収容しきれず他に部屋を借り上げることが必要になっています。もちろん遠征費、艇の購入費なども含めて多額の費用を要します。こうした現役部員の活動を援助するため、OB・OG会は、会費の大部分を使っています。このことは、この会の存在理由であるカヌー部の継続のためにも必要と考えています。

忙しい日常生活の時間のふとした合間に、青春時代の一時期を過ごしたカヌー部で経験した、瀬田の川霧、瀬田の夕照の中に艇を浮かべたこと、革命とエロを語り合ったコンパなどを、思い出すことがあると思います。そして、現役そしてこれから入部してくる学生たちにこれらの体験を共有してもらいたい。そのためには、とにかくカヌー部が存在し、継続することが必要です。廃部まで想像したあの時期を乗り越えた後輩に頭が下がる思いです。感謝です。

そこで、会員の皆さんに提案したいと思います。正月には、琵琶湖で過ごした青春時代を想い、その機会を与えてくれたカヌー部の存在に思いを馳せて、子供や孫たちに与えるお年玉資金、恋人パートナーへのプレゼント、またはカジノ資金の一部をOB・OG会に寄せてください。きっと、この一年いいことがありますよ。 　最後になりましたが、学生諸君、人類の叡智の歴史に逆行しようとする今の政治状況に対して、君たちの知性を大いに磨き、この状況に抵抗してほしいと願っています。

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Ｈ２８年度京都大学体育会カヌー部ＯＢ・ＯＧ会会計報告

会計　久保　勝(H8卒)

平成２８年１月１日～１２月３１日の会計報告をさせて頂きます。

Ｈ２８年度も会費の他　寄付金も募らせて頂きましたが、今年度も25万円しか現役を支援することが出来ませんでした。年末にリマインドのメールをさせて頂き、年末から年始にかけて一部の方にはご送金頂けましたが、目標の５０万円には遠く及びません。（年始銀行着金分及び初漕で現金徴収させて頂いた分は上記に含んでおりません。）３００人を超えるOB・OGがいながら、実際に会費を負担しているのは約１割という状況です。

今年の初漕にも参加し現役に話も伺いましたが、夏場の臨時合宿代に加えて、琵琶湖の水草問題に伴う遠征費の増大もあり、OB・OG会からの支援は非常に役立っているとのこと。現役が競技に専念できる環境を整えるのもOB・OG会の責務であると考えます。

H２９年度は創部５０周年時に行った年間５０万円支援の復活を計画しております。取り急ぎ１月中に２５万円の振込を行いますので、今年度もう１回支援出来ますよう何卒ご協力お願いします。

年会費は5000円（学生OB等は1000円）ですが、引き続き寄付も募りますので、1口5000円として年会費と一緒に振り込んで頂ければ幸いです。

振込先：三井住友銀行　堺支店　普通4074499

京都大学カヌー部OB・OG会　会計　久保　勝

2013年9月21日京大カヌー部50周年祝賀会

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現役寄稿文

主将挨拶

主将　松田 晴信

初めまして。今年度の主将を務めさせていただいております松田晴信（農・３回生・カナディアン）です。OB・OGの皆様には日頃からのご支援、重ねてお礼申し上げます。これからもカヌー部の更なる成長のため、応援よろしくお願いします。

さて、９月に新体制が始まってから感じていることは後輩の積極性です。自主練、ビデオを見て部員の漕ぎについて話し合う、筋トレに励む、オフ中に遠征や合宿に参加する等、カヌーが好きで、もっと速く漕げるようになりたいという気持ちが伝わってきて、とても嬉しいです。こういった雰囲気は１年でできるものではなくて、何年も前から目に見えない形で少しずつ作られて今に至ったのだと思います。過去の諸先輩方から受け継いだこの良い雰囲気のまま、来シーズンを迎え、良い成績をおさめたいと思います。私も、後輩に負けないように精進していきます。

最後になりますが、OB・OGの方々にはぜひ一度艇庫に来ていただきたいです。現役部員がどんな人なのか、練習はどのようにしているのか、艇庫での生活はどうなのか等、現役部員との交流を通して応援していただけると現役部員の更なる励みにもなります。

今まであまりOB・OGとしてカヌー部と交流を持たなかった方でも構いません。関西へお越しの際は気軽にお訪ねください。

まだまだ寒い冬が続きますので、くれぐれもご自愛ください。

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主務挨拶

主務　都倉 資弘

今年度主務を務めさせていただいている都倉資弘と申します。

昨年度はたくさんのOB・OG様方からのご支援ありがとうございました。いただきましたご支援は夏の時期の臨時住居の方にあてさせていただきました。この場をお借りして、改めてお礼を述べさせていただきます。

OB・OG様方にまずお伝えすることがあるのですが、H29年度の関西学生カヌー選手権大会の開催場所が今までの琵琶湖漕艇場から香川県府中湖に変更になりました。京都大学体育会カヌー部としてはもちろん琵琶湖漕艇場を主張したのですが、大量繁殖した藻により公平なレースができないという事情で今回の変更に至りました。漕ぎなれた琵琶湖で試合ができないという悲しさはありますが、結果をだせるように今年度部員一同頑張ってまいります。

また、昨年9月に艇庫の雨漏り工事が行われ、いままで苦しめられていた雨漏りが完全になくなりました。部員としては雨の日に天井に袋をつるしておちてくる水滴を集めるといったことをしなくても大丈夫なようになり、非常に助かりました。ご協力していただいた方々ありがとうございました。

さて、私の今年の主務としての目標の一つである主務会計の立て直しですが、ここ数年の取り組みと同様に支出をできるだけきりつめております。数年まえから主務会計の立て直しがはじまり、徐々にましにはなっているので、私も来年度の主務に引き継ぐ際に私が引き継いだ際よりも少しでも増えているように努力してまいりたいと思います。

まだまだ主務として未熟な所はありますが、全力で部のために取り組んでいきますのでこれからもよろしくお願い致します。

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部 員 紹 介

＜３回生＞


＜２回生＞

インカレ前最後の練習後、船台前にて集合写真

＜１回生＞

インカレ表彰式、壇上にて集合写真

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戦績報告

・第47回京都府カヌー選手権大会(6/25,26)

・1000m

K1	5位	水野耀介(工４)
K2	5位	桑原利旺(教育2)・水野耀介
	8位	奥平雅樹(工2)・市川公惇(法2)
	9位	梶原章弘(工4)・熊野颯(工3)
K4	3位	石川翔太(工4)・奥平雅樹・桑原利旺・水野耀介
C1	8位	池端建吾(工4)
C2	8位	池端建吾・岸宏行(工3)
	9位	都倉資弘(農3)・松田晴信(農3)
C4	3位	池端建吾・上垣慎(工4)・岸宏行・森政遼一(法4)

・500m

WK1	8位	野木しおり(医3)
WK2	4位	大花ちなみ(総人2)・原田陽弓(工2)
	5位	市野智栄(理3)・野木しおり
WK4	2位	市野智栄・大花ちなみ・野木しおり・原田陽弓
JK1	2位	西川寛太郎(農1)
	3位	上中健士朗(文1)
JK2	1位	西川寛太郎・上中健士朗
JC1	1位	小澤佑人(理1)
	2位	長谷川祐一(理1)
	3位	成瀬真(工1)
JC2	1位	小澤佑人・飯田理志(総人1)

・第52回関西学生カヌー選手権大会(8/11～8/14)

・500m

K1 Relay	3位	石川翔太・水野耀介・桑原利旺・奥平雅樹
C1 Relay	4位	森政遼一・池端建吾・上垣慎・三津海童(総2)
WK4	5位	野木しおり・市野智栄・大花ちなみ・原田陽弓
WK1 Relay	5位	野木しおり・市野智栄・大花ちなみ・原田陽弓
JK1	1位	西川寛太郎
JC1	1位	小澤佑人
	3位	長谷川祐一
	4位	成瀬真
	5位	中根直哉(工1)
	7位	飯田理志
JWK1	8位	金羅[火へんに英](経1)
JC2	1位	成瀬真・小澤佑人
	3位	飯田理志・中根直哉
JK2	3位	上中健士朗・西川寛太郎

・第52回全日本学生カヌー選手権(8/23～8/30)

・1000m

K4	8位	水野耀介・石川翔太・梶原章弘(工4)・奥平雅樹
C4	8位	森政遼一・上垣慎・池端建吾・岸宏行

・500m

K1 Relay	8位	石川翔太・水野耀介・奥平雅樹・日馬優太(農4)
C1 Relay	8位	森政遼一・三津海童・上垣慎・池端建吾
WK4	8位	市野智栄・野木しおり・大花ちなみ・原田陽弓
WK1 Relay	8位	野木しおり・原田陽弓・大花ちなみ・市野智栄
JK1	7位	西川寛太郎
	9位	上中健士朗
JK2	3位	上中健士朗・西川寛太郎

JC1	1位	小澤佑人
	3位	中根直哉
	5位	成瀬真
	7位	飯田理志
JC2	1位	小澤佑人・成瀬真
	4位	飯田理志・中根直哉

・200m

K1	5位	水野耀介
	9位	石川翔太
C2	8位	上垣慎・森政遼一
JC1	1位	小澤佑人
	3位	成瀬真
	4位	中根直哉
	7位	長谷川祐一
	8位	飯田理志

・第52回関西カヌー選手権大会(10/15)

・1000m

K1	4位	日馬優太
K2	5位	日馬優太・西川寛太郎
C1	8位	都倉資弘
C2	4位	日部雄太(OB)・小澤佑人
	6位	小野淳(OB)・西村光史(OB)

・第6回全日本学生カヌー長距離選手権大会(11/6,7)

K1(全44艇)	12位	奥平雅樹　71'41
	17位	市川公惇　73'22
C1(全27艇)	23位	日部雄太　91'09

・2016　Head of the SETA(11/26,27)

K1(全21艇)	6位	奥平雅樹	29'45
	8位	市川公惇	30'15
WK1(全5艇)	2位	原田陽弓	32'32
	4位	大花ちなみ	34'29
C1(全20艇)	8位	都倉資弘	34'53
	9位	小澤佑人	35'10
	10位	松田晴信	35'38
K2(全9艇)	3位	奥平雅樹・市川公惇	27'53
	4位	上中健士朗・熊野颯	28'31
	6位	金光亮汰(経1)・小池胡楠(工1)	29'40
	7位	桑原利旺・村田翔(理2)	29'43
	8位	池端隆彦(農2)・西川寛太郎	29'59
	9位	川邊隆彰(薬1)・古川雅広(工1)	32'21
WK2(全2艇)	2位	大花ちなみ・原田陽弓	31'37
C2(全10艇)	4位	小澤佑人・高尾充政(工2)	33'06
	5位	中根直哉・岸宏行	33'10
	6位	田中晴哉(総人2)・日部雄太	33'41
	7位	飯田理志・都倉資弘	35'12
	8位	新宅和憲(理3)・成瀬真	35'33
	9位	金澤俊(理2)・三津海童	35'48
	10位	長谷川祐一・松田晴信	36'30

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編集後記

新しい編集体制になって４号目の発行にこぎつけることができました。例年並みに原稿が集まり、編集を終えホッとしたところです。というわけで今回も石田編集長に成り代わり編集後記を書くことになりました。

今年も各方面で活躍されているOB諸氏の原稿に触れ、あらためて河奴同人のポテンシャルの高さと、バイタリティに驚かされるばかりです。投稿いただいた皆さんには改めてお礼申し上げます。

年末年始の多忙な時期に投稿が困難な方もいらっしゃるかもしれませんが、原稿は通年お受けいたします。身の回りの出来事、体験談等なんでも結構です。気軽に私宛に送付してください。できれば写真があればなお可です。

最後に、発行に多少の遅れが出たことを深くお詫び申し上げます。

２０１７年３月

森 正雄(S49卒)

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